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東京鉄鋼とは

建設業界に革新をもたらした「ネジテツコン」

ここで超高層建築の建設現場を見てみましょう。

 

建設現場では、鉄筋をガスで加熱し接合する「ガス圧接」という方法がとられますが、ここでは表面がネジ状の鉄筋をジョイントのようなものを回してつないでいるだけです。そう、この建設現場では東京鉄鋼の鉄筋が使われているのです。

「ネジテツコン」の秘密

表面がネジ状の鉄筋、それが「ネジテツコン」と呼ばれる東京鉄鋼の鉄筋です。

「ネジテツコン」は、専用の「継手(つぎて)」を使うことで、ガス圧接せず機械的に鉄筋同士を接合できるという特長を持っています。そのため、専門の職人以外でも簡単に作業ができます。

この誰でも対応が可能な工法は、少ない人手や悪天候下でも作業が進められることから建設業界に革新をもたらしました。東京鉄鋼では、現場作業の効率性をさらに高めるために、「ネジテツコン」による工法の施工フォローも実施しています。

「ネジテツコン」の建設業界へのインパクト

この革新的工法は、特に大手総合建設会社(通称:ゼネコン)に大きなインパクトをもたらしました。

 

まず、建築現場の省力化、工期短縮は、建築物のコスト削減効果を生み出しました。次に、職人技に依存するガス圧接に比べて、品質が安定することから、より安全、安心な建築物を提供できるようになりました。そして、これまでガス圧接では難しかった、超高層建築で用いられる太径の高強度鉄筋を、簡単に接合できるようになったことで、その建築がより容易となったのです。

 

超高層建築を多数手掛けるゼネコンにとって、これらのメリットは大きく、「ネジテツコン」による工法はもはや欠かせないものとなっています。