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ネジテツコンのメリットは何ですか?
鉄筋の接合が簡単ですので、多くのメリットがあります。
ネジテツコンは表面にネジ状のフシをもつ鉄筋です。このため、鉄筋同士の接合に専用の継手を使い、ネジ締めで簡単に行えるのです。ガス圧接と比べて●人手が少なくてすみます。
●工期が短縮できます。
●建築コストが大幅にカットできます。
●熟練した職人さんが不要です。
●大がかりな機械も必要ありません。
●天候の悪い日でも作業できます。◎ 少人数施工が可能。熟練者や大がかりな機械は不要です。
ネジテツコンの最大の特長は、鉄筋の接合が誰にでもできる「ネジ締め式」であるということです。このため、一本一本の接合にかかる時間が短く、少人数でも多くの本数をこなすことができます。もちろんガス圧接と違い、経験のない人にでも出来る簡単な作業ですので、熟練した職人さんは不要。また使用する道具も手軽なものだけですみ、大型機械の運搬といった手間がありません。
◎ 施工期間と建築コストを大幅にカットできます。
接合が素早く出来ますので、先組の梁や柱をタワークレーンなどで吊り込んだ際、クレーン離れが大幅に早くなります。このため、工事全体のスピードアップ、工期が短縮できるため、建築コストも大きく削減できるというわけです。また、ガス圧接と違って天候の悪い日でも作業できる点も特長です。 -
ネジテツコンは、主にどんな時に使うと便利なのですか?
鉄筋先組工法に、たいへん有効に使えます。
鉄筋組立場で組んだ柱筋や梁筋をクレーンなどで吊り上げ、すでに施工ずみの鉄筋につなげていく建築の方法、いわゆる鉄筋先組工法にたいへん適しています。ネジ締め式ですから継手作業が素早く行なえ、鉄筋を吊り上げているクレーンを短時間ではずすことができるのです。 -
ネジテツコンの寸法や形状は、何に準じているのですか?
JISに準じています。
ネジテツコンは、JISG3112 「鉄筋コンクリート用棒鋼」の熱間圧延鉄筋です。したがって寸法・形状・重量はJISで確認します。 -
ネジテツコンの接合は、どのように行なうのですか?
専用の継手を使って接合し、グラウト材を注入して固定します。
カプラーとロックナットをネジのように回して鉄筋をつなげ、締め付けて接合します。またつながったあとは、グラウト材(トーテツグラウト)をカプラーの中へ注入して固定します。継手作業時に使うのは注入ガンと簡単な手工具だけ。作業スペースも小さくてすみます。 -
ネジテツコンは、一日にどれくらい施工できるのですか?
単純計算で480~600箇所を施工できます。(4人で5時間作業した場合)
鉄筋径や周囲の作業状況などによりますが、平均的な継手セット時間や数量は下の表のとおりです。◎ ネジテツコン継手の作業時間・施工本数
鉄筋径 一人当たりの作業
(1日5時間作業するとして)
4人作業で1日に施工できる継手数
(1日5時間作業)
継手1本の施工時間 1日に施工できる継手数
細径(D25) 120秒 150箇所 600箇所
太径(D38) 150秒 120箇所 480箇所 -
径の異なる鉄筋を接合する際の、異径継手の使い方を教えてください。
細径側から太径側にカプラーをねじ込みます。
異径継手は、内部が細径ネジ山部分と太径ネジ山部分に分かれているカプラーと、ロックナットで構成されています。使用時は、カプラーの向きと継手のサイズ表示を十分に確認する必要があります。